こんにちは! 助産師たまじです。
今日は、私が大学院を休学するという選択をしたときのお話をしたいと思います。
以前の記事でもお話ししたように、私は2026年4月から大学院に通い始めました。
詳しくはこちらの記事をご覧くださいね。
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大学院進学と妊娠。両立への挑戦が始まった
しかし、大学院に進学する約1か月前の3月、妊娠が発覚!
第2子の出産予定日は10月です。
大学院への進学と妊娠・出産という、私にとって大きなイベントが重なることになりました。
4月からは、大学院で学びながら、2歳の子どもを育て、産婦人科クリニックで助産師としてパート勤務をする生活がスタートしました。
大学院は2年間の課程です。
前期は4月から9月末まで、後期は10月から始まります。
つまり、10月末に出産を控えている私にとって、まずは9月末までの前期を無事に終えられるかどうかが、大きな課題でした。
というのも、第1子の妊娠中も切迫早産となり、病休を経て産休に入った経験があったからです。
今回も体調を見ながら進めていく必要があることは、最初から分かっていました。
そのため、大学院の先生にも相談しながら、無理のない範囲で学業を進めていくことになりました。
後期も大学院を続けたい!

そして、8月ごろまでは順調に単位を取りながら、授業を進めることができていました。
そんななか、担当教授から後期の履修について考えてみてはどうかと提案がありました。
正直なところ、私は後期もそのまま大学院を続けたいと思っていました。
というのも、私の通っていた大学院の授業は土日を中心に開講され、オンラインで受講できるスタイルだったからです。
里帰り出産を予定していた私は、
「里帰り先でも授業を受けられるんじゃないかな?」
「オンラインなら、最悪、授乳をしながらでも受講できるかもしれない」
「里帰り中なら家族のサポートも受けやすいし、何とかなるのでは?」
そんなふうに考えていました。

確かに、できなくもなさそうだね・・・
今振り返ると、少し楽観的に考えていた部分もあったと思います。
それでも、せっかく始めた大学院です。
少しでも先に進みたいという気持ちが強く、まずは担当教授に「後期も授業を継続したい」という希望を伝えました。
休学する? それとも続ける?
担当教授からの返信を待つ間、職場の先輩や同僚、家族、夫にも、今の状況や迷っていることを相談しました。
すると、それぞれの立場からさまざまな選択肢を提案してもらうことができました。
本当に、ぎりぎりまで悩みました。
ただ、どうしても頭から離れなかったのが、
「私が少し頑張れば、できるんじゃないか?」
「何とかこなせるんじゃないか?」
という気持ちでした。
大学院を休学する場合、10月からの後期はお休みし、翌年の10月から復学する予定になります。
つまり、約1年間の休学です。
その分、出産や育児に時間を充てられる一方で、パートの仕事はいったん退職する必要があり、仕事をしていない状態になります。
また、1年間も休学するとなると、なんだか社会から取り残されてしまうような感覚もありました。
せっかく大学院に入学したのだから、少しでも先に進みたい。
そんな思いもあり、休学せずに学業を続けることも、一つの選択肢として考えていました。
一方で、後期の授業は決して少なくありません。
日によっては、土曜日も日曜日も10時から18時まで、1〜5限の授業がすべて入っていることもあります。
その間の授乳や、2人の子どものお世話、家事などを考えると、夫の協力は不可欠です。
私が授業を受けている間、育児や家事を夫に任せることになります。
本当に、それでやっていけるのだろうか……。
そんな不安もありました。
大学院の先輩にも、後期の課題の量や、出産後も休学せずに学業を続けられるのかについて相談しました。
実際の課題の量や、どのように進めていけばよいのかなど、具体的な情報も教えていただきました。
とにかく、判断するための情報を集めました。
それでも、なかなか決断できませんでした。
決断のきっかけになった、担当教授の一言

いろいろな人に相談し、情報を集めても、どちらを選ぶべきなのか決めきれない。
決定的な決め手が見つからないまま、私は決断を先延ばしにしていました。
そんなとき、担当教授とZoomでお話しする機会を設けていただきました。
それまでのメールでのやり取りとは違い、直接、今の状況や自分の気持ちをお話しすることができました。
そこで、先生からある一言をいただいたのです。
「大学院の1年間はいつでも取り戻すことができるけれど、お腹の中の子どもとの1年間は一生取り返しがつかないよ」
この言葉が、そのときの私にグサーーーーーーッと突き刺さりました。
「本当に、その通りだ」
そう思いました。
そして、なんで私はこんなにも決断を先延ばしにしていたのだろう、と思うくらい、心に響いた言葉でした。
もちろん、大学院を続けることにも意味があります。
少しでも早く修了したいという気持ちも、決して間違いではありません。
それでも、そのときの私にとっては、今しかない妊娠・出産・育児の時間を大切にすることが、何よりも大事なのではないか。
先生の言葉をきっかけに、ようやく自分の気持ちが整理できました。
そして私は、大学院を休学するという選択をすることに決めました。
Zoomでの面談のあと、改めて担当教授に自分の決断を伝えました。
その後、職場の院長にも報告し、大学院の同期にも休学することを伝えました。
こうして、私の約1年間の休学期間が始まることになったのです。
休学中も、修士論文に向けてできることを

大学院を休学することになり、私は約1年間、自分の時間を持てることになりました。
もちろん、出産や育児が中心になる生活です。
自分の思いどおりに時間が使えるわけではありません。
それでも、せっかくできたこの期間を、少しでも有意義に過ごしたいと思っていました。
ありがたいことに、前期の授業では、修士論文に取り掛かるのは早い方がよいと、具体的に教えてくださる先生がいました。
私自身、大学院に入学する前から研究したいテーマが決まっていたため、研究計画書を書き、休学前に一度、担当教授に見ていただくことにしました。
そこで返ってきたのは、私が研究したいと考えていた「概念」そのものを、もう一度深く考えてみてはどうか、という内容の返信でした。
自分では研究したいテーマが決まっているつもりでしたが、そもそも自分が研究しようとしている概念を、本当に理解できているのだろうか。
そんな問いを突きつけられたように感じました。
そこで、休学期間中は、この概念について深く掘り下げることにしました。
関連する文献をたくさん読み、概念の定義や特徴を整理し、集めた文献を一つひとつまとめていきました。
ある程度整理できたタイミングで、休学中であっても修士論文について相談してよいか、改めて担当教授に確認しました。
すると、体調を見ながら、いつでも相談してもらってよいとのお返事をいただきました。
そのご厚意に甘え、休学中もメールで相談させていただくことがありました。
少しでも休学期間中にできることを増やしたい。
そんな思いから、文献の整理にはNotionを活用することにしました。
もともと、私の実母がNotionを巧みに使いこなしていたこともあり、母に教えてもらったり、ChatGPT(チャッピー)に相談したりしながら、文献を整理する方法を学んでいきました。
研究について考えるだけでなく、新しいツールの使い方を身につけられたことも、私にとってはうれしい収穫でした。
休学するからといって、すべてを止める必要はない。
今の自分にできることを、できる範囲で少しずつ進めていけばいいのだと思えるようになりました。
休学することも、一つの選択肢
いかがでしたでしょうか?
今回は、私が大学院を休学するという選択をするまでの経緯についてお話ししました。
大学院を続けたい気持ちもある。
でも、出産や育児のことも大切にしたい。
どちらも大切だからこそ、なかなか決断できず、本当に悩みました。
今でも、あのとき別の選択をしていたらどうなっていたのだろう、と考えることがないわけではありません。
それでも、あのとき自分なりにたくさん悩み、周囲の人に相談し、納得して選んだことを大切にしたいと思っています。
妊娠や出産、育児と、仕事や学業の両立に悩んでいる方にとって、休むことも一つの選択肢なのだと、この記事が少しでも参考になればうれしいです。
次回は、大学院の休学中に、私がどのように修士論文を進めていったのかについてお話ししたいと思います。

ぜひ、楽しみにしていてくださいね!




