私は出産のため里帰りをしていたのですが、1ヶ月健診が無事に終わり、ようやく自宅へ戻ることになりました。
里帰り先から自宅までは車で8時間の移動、距離にして約450km。
生後1ヶ月の子供を連れて、車で8時間なんて・・・
ヒィ〜
ドキドキです。( ;∀;)泣
この記事では、赤ちゃんと車で長距離移動する際の事前準備と注意点についてお伝えします。
赤ちゃんと長距離 車移動する予定の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね🎵
赤ちゃんが車で長距離移動できるのは何ヵ月から?
そもそも赤ちゃんが車で長距離移動できるのはいつからなんだろう?
新生児でも、月齢にあったチャイルドシートを正しく装着する、車内の環境を整えるなどの配慮をすれば、車での長距離移動は問題ありません。
とはいえ、赤ちゃんにとって車での長距離移動が負担であることに変わりはないため、長距離の移動になる場合は適度に休憩をとり、赤ちゃんの様子には細心の注意を払う必要があります。
車で長距離移動した背景
先ほどもお伝えしたように、自宅は里帰り先から車で8時間かかる場所にありました。
かなり遠方に嫁いだものです・・・ヽ(´o`;
移動手段は、車、電車、飛行機、船など色々あると思いますが、私の場合は、里帰り先も自宅も田舎なので、公共交通機関が整備されておらず、どこへ行くにしても車が必要な場所でした。そのため、車が移動手段となりました。
そもそも、里帰り先までは出産前に自分の車で来ていたので、その車で帰る必要があったのはもちろんですが、チャイルドシートを里帰り先で購入していたので、それを持ち帰る必要もありました。
さらに、ありがたいことに、里帰り先から2時間ほどのところに母方祖父母の家があったため、そこに2泊3日し、祖父母に赤ちゃんを見せがてら休憩しつつ、自宅へ帰る段取りをしていました。子供も、一気に8時間の距離を帰るのではなく、間に2泊3日の休憩を入れることで、かなり負担が少なくなったと思います。
また、電車という交通手段も考えましたが、子供がいつ泣き出してくるか分からず、授乳場所も確保しずらいというのと、時刻通りに行動するのがストレスだったので断念しました。
さらに、飛行機も考えましたが、やはり泣いてきた時に狭い閉鎖的な空間で あやす自信がなかったので断念しました。
その点、車だと好きなタイミングで休憩を取ることができ、いつでも停まって授乳ができるのと、長距離、長時間ですが、祖父母の家で宿泊ができるので子供の負担も軽減できると考えました。
あと、個人的にドライブが好きなので、長距離、長時間の運転もそこまで苦ではなかったのもあります。
ちなみに・・・
沖縄に住んでいる友達が地元に帰省してきた際は、チャイルドシートを2台購入して対応したそうです。普段生活している沖縄には、メインのチャイルドシートを購入し、里帰りの際は飛行機を利用し、安いチャイルドシートを購入して移動の際に対応していたそうです。チャイルドシートは、西松屋で5,000円程度で購入したそうです。
破格の安さですよね!その値段で購入できるのであれば、2台あってもいいですよね🎵
車で長距離移動するときの注意点6選
車で長距離移動する時はどんなことに注意したらいいんだろう?
ここから、赤ちゃんと車で長距離移動する際の注意点を6つご紹介します。
安全運転を心がける
当たり前ですが、普段の運転よりも安全運転を心がけましょう。赤ちゃんは、車の揺れや衝撃などによる負担を受けやすいです。事故を起こさないことはもちろんですが、急ブレーキ、急発進などの乱暴な運転はしないように意識しましょう。
余裕を持ったスケジュールで
赤ちゃんを乗せて移動していると、思わぬハプニングが起こるものです。
吐き戻しをしてしまった、
うんちを漏らしてしまった、
ギャン泣きしてなかなかチャイルドシートに乗ってくれないなど・・・
吐き戻しを防ぐために、授乳後30分以上たってから車に乗せる、チャイルドシートにシートカバーを敷いておく、など工夫はもちろんできますが、それでも想定外のことは起こります。
また、一回の休憩に授乳やおむつ交換、自分の食事やトイレ休憩などを含めて、約40分〜1時間は見ておきましょう。私たちの場合は、本来4時間半で行ける距離を、間に授乳2回と自分たちの昼休憩を挟んで6時間半かかりました。
赤ちゃんの体調をしっかり見ながら移動するためにも、充分な余裕をもったスケジュールをたてましょう。
こまめに休憩をとる
赤ちゃんへの負担を最小限に抑えるためには、適度な休憩をとることが大切です。赤ちゃんの様子を確認しながら、1時間半〜2時間に1回程度の休憩をはさみます。
休憩のために停まったサービスエリアで、赤ちゃんが寝ている。
せっかく寝ているのに、起こしたくないなぁ・・・
トイレ休憩で停まったサービスエリアで赤ちゃんが寝ていたとしても、チャイルドシートから降ろして、伸びをさせてあげましょう。長時間同じ姿勢でいることでの負担を少しでも軽減させてあげてください。
また、出発前の授乳時間も考慮しましょう。赤ちゃんが途中で空腹で泣いてこないように、なるべく出発直前に授乳を済ませておきます。私の場合は、1回目の休憩場所が、出発してから1時間半のSAでした。その時点で、前回の授乳時間からは2時間半が経過してい他ので、赤ちゃんは寝ていましたが、オムツ交換をしたり、散歩をしたりして起こしつつ、授乳をしました。
休憩場所の把握
車での移動や、それ以外でもそうですが、休憩場所を把握しておくことはとても大切です。
私の場合、車移動だったので、どこにどんなSAや道の駅があるかを事前に把握しておきました。これをしておくことで、とても役立つのはもちろんですが、ここまで行ったら授乳ができる、おむつ交換ができるといった、心の安心にもつながりました。
だいたい1〜2時間ごとに、道の駅やSAを書き出して、赤ちゃんの状態を見ながら、次はここで休憩しようというふうに計画していました。
改めて、赤ちゃんと一緒に行動することで、こんなところに授乳室があるんだとか、こんなところに哺乳瓶洗い場があるんだと、気づかされました。
下の写真は、あるSAの授乳室の様子です。
ここには、おむつ交換台が横並びで2台ありました。
通路はそこまで広くないので、ベビーカーを近くに置いた状態でおむつ交換するのは、少し狭かったです。
おむつ交換台の間にあるのは、オムツを捨てる機械です。
赤ちゃんのおむつ交換をしたら、汚れたおむつを丸めて、そのまま中央の黒い投入部分に入れ、壁にあるボタンを押すと、ウィ〜ンとおむつを回収してくれます。これは、おむつをゴミ袋に入れる必要もなく、捨てることができます。
出先ででたおむつを持ち帰らなければいけないところもある一方で、こういう機械はとても助かりますね。
授乳室は個室が2つありました。
夏場の暑い日に行きましたが、空調はまずまずでした。少し暑いかな〜
椅子は、膝下がやや盛り上がっているタイプで、とても授乳しやすかったです。
個室の中へベビーカーを入れるとかなり狭いので、付き添いの人がいる場合は、外でベビーカーと一緒に待機してもらっていた方がいいと思います。
授乳室に洗面台があり、石鹸もあるのはとてもありがたいですね。
おむつ交換をした後、手を洗いたいのに、トイレまで行かないと洗面台がない・・・なんてことは結構ありますね。
洗面台がなかったり、石鹸がなかったりする場所は結構あるので注意です。
赤ちゃんの健康状態をこまめに確認する
車内の暑さや直射日光は、赤ちゃんにとっては非常に大きな負担になります。特にチャイルドシートは後ろ向きに設置してあるので、走行中はバックミラーを通してしか赤ちゃんの様子を見ることができません。こまめに休憩をとって、赤ちゃんの健康状態を確認してあげましょう。
車内で気をつけたいことをいくつか挙げてみました。
・直射日光が当たっていないか?
・エアコンの温度設定はどうか?
・手足が冷たすぎないか?
・頭、背中に汗をかいていないか?
・チャイルドシートが食い込んでいないか?
・車内のラジオや音楽などの音が大きすぎないか?
赤ちゃんは体温の調節がまだうまくできず、とても繊細です。車の窓には日よけをつけ、直射日光が当たらないようにしましょう。
また、エアコンの風が直接赤ちゃんに当たっていないかにも気を付けましょう。チャイルドシートは、安全のため赤ちゃんの背面をすっぽりと覆っているものが多いため、熱がこもりやすいんです。手足は冷たくても、頭や背中は汗でぐっちょりなんてこともありました。
赤ちゃんを直接抱っこして健康状態を確認してあげることを意識しましょう。
温度以外にも、車内のラジオや音楽などの音が大きすぎないかなど、赤ちゃんが快適に過ごせる環境を意識しましょう。
絶対に赤ちゃんを1人で車に残さない
短時間であっても赤ちゃんを車内に一人にしてはいけません。
赤ちゃんがチャイルドシートで寝ていると、せっかく寝てくれているのに、わざわざチャイルドシートから降ろしたくないな・・・なんて思うこともあるかもしれません。
しかし、1人で車内に放置することで、熱中症や誘拐、座席からの転落などさまざまなリスクがあります。必ず赤ちゃんを一緒に車から降ろす習慣をつけましょう。
準備しておきたいもの
長距離の車移動をする際に準備しておきたいものは、以下の通りです。
・おむつ(必要枚数+予備)
・おしり拭き
・着替え
・授乳グッズ(ケープや哺乳瓶など)
・衛生用品(ガーゼ、タオル、ティッシュ、ウェットティッシュなど)
・ゴミ袋
・お気に入りのおもちゃ
・おくるみ
・サンシェード
・大人が食べる軽食、飲み物
・ベビーカー、抱っこ紐
・母子手帳、保険証、診察券
車の後部座席で授乳やおむつ交換をする場合もあるので、必要な時にサッと取り出せるように、ウェットティッシュやオムツ替えに必要なもの、着替えなどは、手の届きやすい“座席に設置できる荷物入れ”に置いておくと便利です。
おくるみは、エアコンの風が直接当たらないように足元にかけたり、日除け、授乳時のケープとして使うこともできます。
気分転換のためのお気に入りのおもちゃなどを準備しておくと安心です。音が出るおもちゃやゆらゆら揺れるメリーは車の振動で揺れるので、月齢が低い赤ちゃんも興味を示しやすいです。
車の中で授乳する際、サンシェードがあると便利でした。日除け対策はもちろんですが、目隠しの目的で使用していました。
長時間の運転中には、適度なエネルギー補給が必要です。大人が食べる軽食や飲み物を用意しておくと、疲労を軽減し、集中力を維持することができます。また、いつ渋滞にハマるかわからないので、車にストックしておくことをおすすめします。私は、眠気覚ましの 硬い煎餅 がおすすめです。
母子手帳、保険証、診察券は、いざという時にすぐに病院に行けるように必ず持ち歩きます。
あったら便利なもの
ここで、あったら便利なグッズを紹介します。
私の場合はダントツで、このおむつ交換シートです。
これは、友達から出産祝いで頂いたのですが、初めは、これは可愛いけど、使わないかな〜とあまり必要性を感じていませんでした。
ところがどっこい、めちゃめちゃ役に立っています!
授乳台でおむつ交換などをする際、直接寝かせるのはやはり抵抗があります。
いろんな赤ちゃんが利用しているし、尿や便などが飛び散っている場合もあります。古いトイレだと、汚れも目立っていますよね。
以前、靴のまま子供を授乳台へ立たせている親御さんがいたので、そんなところへ大事な我が子を寝かせるのは嫌だなぁと思い、おむつ交換シートを敷いてから寝かせるようにしています。
使用後は、裏面を内側にして畳むことができるので、衛生的にも安全です。ビニール製なので、汚れたらサッと拭き取るのみで大丈夫です。
もちろん、おむつ交換台を使用する前にアルコールのウェットシートなどでサッと拭いてから子供を寝かせるのもアリです。ただ、授乳前のぐずぐずしている子供を抱きながら、その作業をするのは大変です。
サッとおむつ交換シートを敷き、子供を寝かせることができるのはかなり便利ですね。
母についてきてもらった
今回、初めて里帰り先から自宅へ、ドキドキの長時間、長距離の車旅だったので、私の母がかなり心配し、一緒に来てもらうことになりました。旦那は仕事で来れませんでした。
私が終始運転し、子供は運転席の後ろの席、母は子供の隣に座り、走行中はずっとあやしてくれていました。
やはり、子供を見てくれる存在がいるのは、とても心強いですね。
慣れない、高速道路などで、ナビを見ながら、大きなトラックがスピードを出している隣を走ったりするのも、自分一人だけじゃなく、小さい子供を乗せているとなると、いつも以上に運転もドキドキです。
なので母は、里帰り先から一緒に車に乗って母方祖父母の家まで同乗し、2泊3日して、さらに自宅までもついてきてくれ、1白2日してから夜行バスで帰宅しました。母にとってはかなりの移動距離ですよね。本当にありがたいです。
母が帰った後はすごく不安に襲われました。
この遠い土地に嫁いできた時よりもより一層不安を強く感じました。やっぱり自分1人じゃなくて守るべきものができたことによる責任感なのかなと強く感じました。
上の写真は、母が私たちを自宅まで送り届けてくれ、夜行バスで帰った夜、ついに3人での生活が始まった日に自宅で撮った写真です。
3人で円陣を組んで、気合を入れました。笑
バレーボール部だったから円陣を組んで喝入れるの染み付いてる・・・笑
さいごに
赤ちゃんと車で長距離移動する際の事前準備と注意点をお伝えしました。
赤ちゃんとの車移動は、ママやパパにも負担がかかります。事故を起こさないために事前準備を万全にし、心に余裕を持って運転しましょう。
また、新生児は急に体調を崩すこともあります。些細な変化を見逃さないように赤ちゃんから目を離さないようにすることが大切です。不足の事態が起こっても、休憩場所やサービスエリアの場所をあらかじめ確認しておけば、落ち着いて対応できます。
もし、今この記事を見てくださっている方が妊婦さんであれば、一度、SAなどの子供と一緒に立ち寄る予定の施設で、授乳室などを覗いてみるのもいいですね。
意外と、こんな何もなさそうな道の駅なのに、授乳室がすごくしっかりと整備されている!なんてこともあるかもしれませんよ🎵
道中、気をつけてね〜