助産師になるにはどうしたらいいの?
助産師選抜試験ってなに!?
助産師になりたいけど、どうしたらいいかわからない。
助産師選抜試験の対策はどうしたらいいんだろう。
看護学生やこれから助産師になりたいと思われている方はこんなお悩みをお持ちではないでしょうか。
この記事では、助産師になるためにはどうしたらいいか、
また助産師選抜試験の試験対策を、私の体験談をもとにわかりやすくお伝えします。
実体験をもとにしているので、ぜひ参考にしてくださいね。
そもそも助産師になるには
助産師資格を取得するには、
・「看護師資格と助産師資格を同時にとる」方法と
・「看護師資格を取得したうえで、助産師資格をとる」方法
の2種類があります。
いずれにしても、看護師資格を取得しないと助産師にはなれません。
助産師の資格取得までの流れ
私の通っていた国立大学は、看護師資格と助産師資格、さらには保健師資格を同時に取れる大学でした。
1学年80人いる中で、助産師になりたい学生はその中から大学3年生の時に、半年間助産の授業を受けます。
そして、半年後の助産師選抜試験で6名まで絞られ、その6名で、助産授業、分娩介助の実習を進めていき、卒論を書いて、国家試験合格に向けて勉強していくというシステムでした。
看護学生80人
→希望者は半年間助産の授業を受講
→半年後、助産師選抜試験(合格者6人)
→助産授業、分娩介助の実習
→卒論
→国家試験
→看護師、助産師の資格取得
助産の授業
助産師選抜試験までの授業は、教科書、先生から配られるレジメがメインで、そこに書き込んでいくスタイルです。
特に、『病気が見える』という本は授業でよく使用されていたのですが、イラストや図解がとてもわかりやすく、おすすめです。
私は、大げさではなく、ページそのままを頭の中にインプットするような勉強法をしていました。
真っさらのルーズリーフに、イラストと共に単語を書き出していくというやり方が、私が1番頭の中に定着したかなぁと思います。
実際、臨床で働いていても、『病気がみえる』はかなり見返すことが多い1冊ですので、看護学生の皆さんはその本を生涯のバイブルとして持っていてもいいと思います。
助産師選抜試験の内容
選抜試験は、主に3つのパートに分かれていました。
1つ目は筆記試験、2つ目は面接、3つ目はプレゼンテーションでした。
筆記試験
1つ目の筆記試験の勉強方法は、とにかく書いて書いて書きまくるスタイルで頭に定着させていきました。
選抜試験って聞くと、受験者同士なんだか女同士の戦い的なイメージがあるなぁ
ハハハ。笑
中にはそういうギスギスしたところもあるかもしれないね…
私たちは受験者同士けっこう仲が良かったので、問題の出し合いをしたりして、記憶を定着させていきました。
友達とそうしておくことで、覚えやすい覚え方を知れたり、解説を聞けたりするので、とてもためになりました♪
面接
2つ目の面接では、面接官として教授1名、助教3名がいました。
それぞれが一つずつ質問していくので、最低4つは質問されました。
どうして助産師になりたいのかなど聞かれたと思います。
正直緊張しすぎて何も覚えていません。笑
参考にならなくて、すみません。
質問内容は、大学によってさまざまだと思うので、先輩から情報収集するといいと思います。
先輩からの情報収集はとても大切です。
私の大学では伝統的に、先輩助産学生が後輩助産学生との交流の場を持ってくださり、試験対策などの情報を提供してくださったり、過去問をもらったりなどしていました。
ありがたや〜。
プレゼンテーション
3つ目のプレゼンテーションについては、自分の興味のある分野をプレゼンするというものでした。
時間制限があり、プレゼン力なども問われます。
私はかねてより、『父性』についてとても興味があったので『父性』についてプレゼンテーションをしました。
母性というものは、十月十日体の変化や心の変化があり、母親になっていく過程が心身共に体感できるのに対し、
父性はそれに比べると身体的な変化がない分、芽生えにくいのではないかというふうに考えていました。
実際調べてみると、やはり母性に比べて父性は芽生えにくいことがわかりました。
今後また別の記事で紹介しようと思いますが、大学病院で助産師として働いている際も、
『父性』をテーマに友人と研究を進めていきました。
父性について興味を持ち始めたきっかけも、また後日紹介しますね♪
ここで生涯にわたる研究テーマに出会えたことは良かったです。
選抜メンバーは最高の友達
そんなこんなで、助産師選抜試験に合格し、
選抜6名で、助産授業・分娩介助の実習を進めていき、卒論を書いて、国家試験合格に向けて勉強していきました。
そのため、その6人の選抜メンバーは、
まさに戦友で、
国試合格まで互いに高め合い、
競い合い、
支え合い…
今でもとても仲のいい友達です。
この場を借りてありがとう、
これからも仲良くしてね。
まとめ
助産師選抜試験は、助産師となる第一の関門です。
狭き門なのでとても苦しい戦いになると思います。
しかし、その後一生ともに学び励まし合っていく仲間に出会えるはずです。
めげずに頑張ってください🎵